「ヘンリー6世」三部作イッキ見体験
お昼はランカスター弁当

 14日、「ヘンリー6世」三部作イッキ見してまいりました。
 11時開演で、終演22時。
 もちろん休憩を挟みつつではありますが、見てるだけでもこれだけ消耗したので、演じる皆さんは本当に大変だったと思います。あー腰いてー。
 しかしオヤジ天国なお芝居でした。濃すぎる。

 新国立劇場は初めて行ったのですが、すごくきれいでした。
 ただ、座席がかたいと聞いていたので、当日は自宅で使ってるお座布団(小さめ)を持参しました。
 あまり分厚くないけどこれがかなり効果的でした。
 だってとりあえず使わずに見ていた一部の一幕終わりにはもうお尻痛くなり始めちゃって、っ休憩のあとそそくさと椅子の上に敷かせていただきました。
 これがなかったらと思うとぞっとします。


 舞台は、客席の10列目までを潰して拡張してあり、そのおかげでかなり奥行きのあるステージなっていました。
 これがまた素晴らしく効果的。
 上手手前には池も作ってありました。大胆に物が投げ入れられたり人がざぶざぶ入ったりするので、あちら側の前のほうの方は濡れなかったかしら、とちょっと心配になってみたり。
 セットの模型が展示してあったので、「こんな感じ」とアップしようとしたのですが、ガラスケースに人影が写りこんじゃってるので断念。

 以下、舞台の感想を不真面目に。

 一部「百年戦争」は、フランス王シャルルとそのお取り巻きがたいそう面白かったです。
 化粧してたり、衣装も華美だったりして「英国人から見たフランス人」て感じ。
 軽佻浮薄を絵に描いたようでいて要領よくおさまるとこおさまっちゃってんの。いい。
 シャルルの羽織っている青いマントが登場するごとにどんどんボロボロになっていくのが面白すぎた。
 最後に和平交渉のお席にいらしたときは、お取り巻きの皆さんと手に持って振ってた青いハンカチ、あれまんとの切れ端ってことですよね。
 あんなになるまでずっと持っていたのは、ある種不屈の意思を表すようでもありました。
 ジャンヌ・ダルク役のソニンも時に凛々しく、時にデンパで良かったよ〜。

 ヘンリー6世は浦井健治さん。濃いおじさんたちのガチンコ舌戦の中で一人お花畑でした。
 叔父さん(グロスター公)と大叔父さん(ボーフォート司教)の激しい口論の間、玉座の後ろに隠れてたり、無視されて、端のほうでしゃがみこんでみたり、恋に憧れてふわふわとお姉さん座り(斜め座りというんですか)してみたり。
 諸侯の関係に陥れられたグロスター公の無罪を信じているけれど、宮廷の実権を握る諸侯に逆らう力も持たない自分を嘆き、グロスター公を哀れむとこなんかホント泣かされましたよ。
 で、そのグロスター公の死を聞かされて失神しちゃうヘンリー6世。
 ポジションはヒロインですな。
 他に登場する女性が皆さん気の強い人ばかりですから。

 他の登場人物たちもほんとオヤジいい。
 グロスター公が、シェイクスピアの原作読んだときは怖いなーこの人、とか思ってたんだけど、なんかすごくいい人でした。キングダム・オブ・ヘブンのティベリアス卿みたいな感じ。
 それと演じてた中嶋しゅうさんがのお人柄なのかしら、衣装のせいかな。仕草かな。
 なんか可愛くてねー。森番で再登場したときの微妙な訛も可愛い。キュンキュンした。

 三部「薔薇戦争」はヨーク家の息子たちにスポットが移りまして、全体的にオヤジ度下がってしまったので、個人的にトーンダウン。
 現代風の衣装だったり、蓄音機出てきたりしてデレク・ジャーマン風でした。ちょっと面白い。
 ソニンはヘンリー6世の息子エドワードとして再登場。
 髪型とメイクのおかげかちゃんと少年に見える。

 あーとても濃く素晴らしい1日でした。
 誘ってくださったSさんありがとう!
 「リチャード3世」が気になる終わり方だったので、どこかで上演されたら見に行っちゃうかな。
 あーでもあのリチャードで見たい。岡本健一さんの。

 そしてお昼はランカスター弁当。美味しかったです。
 予約制で、席もちゃんと用意されていたので、短い休憩時間でもゆっくり食べることが出来ました。
| 三月 | 雑記 | 22:29 | comments(0) | trackbacks(0) | -









http://moon.honeybee.pepper.jp/trackback/978393