ミュージカル「エリザベート」観劇と、優雅な午後
 先日、帝国劇場でミュージカル「エリザベート」を見てまいりました。

 本作は、19世紀末を生きたオーストリア・ハプスブルグ家の皇后エリザベートの生涯を描いた作品です。

 生涯とは言っても歴史の表舞台に立ってからのものですが、16歳でオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフと結ばれ、そして1898年に暗殺されるまでの44年間を描くのですから、物語はどうしても早足になります。

 皇太后との確執、夫たる皇帝への不信、自身が唯一誇れるものだったのだろう美貌への執着、ハンガリーへの同情、自分を監視するウィーン宮廷空逃れるごとくヨーロッパ中を旅して歩く年月、そして皇太子ルドルフの死など、エリザベート個人を取り巻く状況を描くだけでも盛りだくさんなのに加えて、20世紀へと向かう世界の激動もあり、正直「ここが山場!」という盛り上がりのない脚本に思えました。

 エリザベートと、"死"トート、皇太后ゾフィーといったキャラクターの魅力だけで持ってるような……。
 役者さんは本当に素晴らしいですが、昨年見た「M.A.」の方が、物語のメリハリが利いてて良かったです。

 700回も上演されているのだから、もう少し脚本を練って欲しいものです。

 物語の語り手となるルイジ・ルキーニが、M.A.におけるボーマルシェくらいの軽みを持って演じられていたらもう少し違ったのかな。
 高島兄の演技は決して下手ではないですが、生真面目なほど型通りすぎる印象です。

 って、えらそうに語れるほどの数、芝居や舞台を見てはいないんですが。


 しかしカーテンコールのときにもちらりともシシィに隣に並んでもらえなかったフランツ・ヨーゼフが気の毒でした……。
 


 芝居を見たあとは、表参道のギャラリーに足を運んで「林靖子展」を覗いてまいりました。
 彼女の絵は、広く静謐な空間で見るのがちょうど良いです。

 さらにそのあとは南青山の「Ristorante FRICK」にてディナーを楽しんでまいりました。
 スタッフの平均年齢26歳というお若いお店ですが、味の方はなかなか。
 お皿もお料理の盛り付けも、目にも楽しく満足です。
 アラカルトがなく、前菜からデザートまでのコースでお腹も満足満足。苦しいくらいでした。
 予約なしで行ったせいでしょうか、お料理とお料理の間隔が結構あって、食べ終えてからの長居は全然してないんですが、入店してから3時間くらい経過してました。
 まぁのんびり出来たので良いかな。

 ……もう少しお財布に優しいと気軽に行けるんですが。

 ま、そんな感じで珍しく優雅な午後を過ごした日でした。
| 三月 | 雑記 | 18:02 | comments(0) | trackbacks(0) | -









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