読書「チェーザレ―破壊の創造者」
 昨年10月に1、2巻が同時発売されまして、半年後の今月3巻が出ました。

 チェーザレ・ボルジア 16歳。

 この時期のイタリアが好きで、ボルジア家の本は何種類か読んできましたが、これはまたなんだか新鮮なチェーザレです。

 物語の案内役アンジェロ、腹心のミゲル(ミケロット)、メディチ家の坊ちゃんジョヴァンニ(通称「閣下」)、フランス代表(?)のアンリなどなどと、時にじゃれあったり、ふざけたり、笑ったりしてるチェーザレ。

 もちろん、大人の世界の権謀術数もきっちり描かれていて読み応えがあります。
 ヴァチカンのオヤジどもの火花バチバチ感もたまりません(うっかりオヤジギャグ)。
 
チェーザレ 3―破壊の創造者 (3)
チェーザレ 3―破壊の創造者 (3)
惣領 冬実


 3巻は、帯にルクレツィアがいたので「登場か!」とワクワクしたのですが(何しろ1〜2巻で登場した女性はその他大勢の侍女が数名ですから…)、本編ではまだでした(しょんぼり)。
 その代わり(?)ニッコロ君が早くも登場したよ。
 ニッコロ・マキアヴェッリ。
 肖像画を見ると目がつぶらで愛嬌ある感じでしたが、漫画ではそこはかと影を背負っててあれー?て感じです。
 まあ私の持ってるイメージはたいがい塩野七生なんで、それはそれで偏ってるとは思いますが。

 しかし、さすがに物語がいろいろきな臭くなってますな。
 うふふふふ。
 これからが楽しみですが4/19発売の雑誌に掲載された回がすでに収録されている状態なので、次巻発売までが待ち遠しすぎます。
 雑誌発売は木曜日か……「モーニング」の策略にまんまと乗せられそうになってる私(笑)。


 以下脱線。
チェーザレ 1―破壊の創造者 (1) チェーザレ 2―破壊の創造者 (2)

 チェーザレチェーザレと盛り上がってますが、ホントに昔っからこの辺の歴史とか人物がすごく好きです。
 日本の戦国時代のように、ものすごく魅力ある人物がひしめき合ってて。
 なんかそういう人間同士の才能のぶつかり合いだの、大きな時代の変化や流れの翻弄される姿だの、そういうのがたまらないから歴史物好きなんだろうな。

 SFやファンタジーも、洋物なんかは神話や、歴史的伝説なんかが下敷きにされてたりしてそれが上手くはまってるとぐっとこぶしを握っちゃう感じ。

 あとあれだよね「宗教」ってずるいよね(笑)。
 ユダヤでもキリストでもイスラムでもいいけど、有無を言わさず人間の行動や思想に制限加えてるじゃない。
 あれに縛られたり振り回されたり、途方もない悲劇を生んだり。

 中国とか日本ではそれが儒教的なものになるんだろうけど、これは「宗教」とは根本的に違うし。
 日本で「宗教的」と言えば代表格は上杉謙信で、彼はどこか狂気めいてた印象です。

 あ、そうか、行動とか思考の判断基準が「神」という外部にあるから、そうではない人(自分)から見たときになんか恐ろしいのか。
 逆に、そういう人の中で自分で考え自分で行う理性を持っている人と言うのはやはり恐ろしく見えて、だから排斥されたりするんだろうな。

 この辺考えてったら面白いな。

| 三月 | | 15:42 | comments(2) | trackbacks(1) | -
ものすごくご無沙汰してます…(汗)
なんだかすごい面白そうな本だったので、つい反応してしまいました。
惣領さんのマンガ、読みたいなぁと思ってたんで、勢いで手出しちゃいそうです。
| 水町 | 2007/04/29 10:33 AM |
>水町さん
わー、お久しぶりです!こんにちはー!
とても面白くてオススメです。
絵もキレイですし、解説も丁寧で分かりやすいし。
なによりチェーザレがカッコよくて!(握りこぶし)
買っちゃえー買っちゃえ〜(呪)
| 三月 | 2007/04/29 9:01 PM |









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チェーザレのこと
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| 惣領冬実さんのチェーザレにハマった! | 2007/06/04 11:38 AM |