+Think
日々徒然。
映画観たり本読んだり。……時々考えたり。
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2007.04.15 Sunday
映画「長州ファイブ」
いろいろ映画の感想書くよといってた矢先にまた違う映画を見て来てしまいました。
「長州ファイブ」
――幕末の世、日本の未来のために刀を捨てた、サムライがいた――
幕府の禁を犯して英国に密航した、後に長州五傑(※)と呼ばれることになる5人の若者の物語。
※
井上聞多(馨)――初代外務大臣
伊藤俊輔(博文)――初代内閣総理大臣
山尾傭三 ――日本工学の父
遠藤謹助 ――大阪造幣局長
野村弥吉(井上勝)――日本鉄道の父
「長州ファイブ」、すごく面白かったです!
時代物というか歴史を描いている割に、基本的に説明はほとんどないので、この時代を知らない人には不親切かなと思わないでもないけど、生麦事件(と思われる事件)、高杉晋作による英国公使館焼き討ち事件を映し、この焼き討ちに関わった伊藤俊輔に「こんなことしてなんになるんじゃろうか」と呟かせ、この時代に見る人を引き込んでいきます。
あーもう、邦画界はもっとこういう作品を推すといいよ!
こういう映画がマイナーなのはもったいない。

長州ファイブ

長州ファイブ chosyu edition
「長州エディション」ってのが気になる(笑)
「長州ファイブ」
――幕末の世、日本の未来のために刀を捨てた、サムライがいた――
幕府の禁を犯して英国に密航した、後に長州五傑(※)と呼ばれることになる5人の若者の物語。
※
井上聞多(馨)――初代外務大臣
伊藤俊輔(博文)――初代内閣総理大臣
山尾傭三 ――日本工学の父
遠藤謹助 ――大阪造幣局長
野村弥吉(井上勝)――日本鉄道の父
「長州ファイブ」、すごく面白かったです!
時代物というか歴史を描いている割に、基本的に説明はほとんどないので、この時代を知らない人には不親切かなと思わないでもないけど、生麦事件(と思われる事件)、高杉晋作による英国公使館焼き討ち事件を映し、この焼き討ちに関わった伊藤俊輔に「こんなことしてなんになるんじゃろうか」と呟かせ、この時代に見る人を引き込んでいきます。
あーもう、邦画界はもっとこういう作品を推すといいよ!
こういう映画がマイナーなのはもったいない。

長州ファイブ

長州ファイブ chosyu edition
「長州エディション」ってのが気になる(笑)
最近は取って付けたような「純愛」の分かりやすいお涙頂戴「感動」作ばかりでさ。そりゃ涙流せばその分だけすっきりしたりするもので「いいもの見た」って気分になりやすいだろうけどさ。
そんなの、ねぇ。←かつて「A.I.」に泣かされたのがかなり悔しかったらしい。あれは卑怯だ。オチに何の救いもない。スピルバーグに喧嘩売られてんのかと思ったよ。
ああ脱線脱線。
期待していた航海中のシーンなんかは少なかったけど、割とリアルでした。トイレのときにはロープで体を固定して、海に張り出した板の上で、とか(笑)。
ちゃんと水兵さんの幅広ズボン履いてたし。
英国に着いて、案内されたお部屋で靴脱いで正座して待ってるのとか、ベタですが可愛らしい演出でした。
あと、ちょっとだけどグラスゴーの造船所の風景が映りました。
まだそういうところが残っているのか、それともセットなのかは分かりませんが、ほうほう、こんなところなのねぇ〜と興味津々で画面を見つめてしまいましたよ。本気で身を乗り出してた(笑)。
もう「シェットランドでうふふあはは」はなくていいから(いやそれなりに良いシーンでしたが)もっと造船所を映せー!と自分の要求のみを叫んでみます。
しかし本当に作品としてとても良い出来でした。画面の作り方もいいし。
プロローグの大名行列でもうさっさと心鷲掴みにされちゃいましたもの。
こんな風に作れるんじゃん、日本の映画、ドラマはもっと頑張るべきだよ!
金かけりゃい(以下自粛)←無意味
派手な演出もない、手っ取り早く分かりやすいお涙頂戴もない、けれどジーンと心に残るような作品でした。
そんなの、ねぇ。←かつて「A.I.」に泣かされたのがかなり悔しかったらしい。あれは卑怯だ。オチに何の救いもない。スピルバーグに喧嘩売られてんのかと思ったよ。
ああ脱線脱線。
期待していた航海中のシーンなんかは少なかったけど、割とリアルでした。トイレのときにはロープで体を固定して、海に張り出した板の上で、とか(笑)。
ちゃんと水兵さんの幅広ズボン履いてたし。
英国に着いて、案内されたお部屋で靴脱いで正座して待ってるのとか、ベタですが可愛らしい演出でした。
あと、ちょっとだけどグラスゴーの造船所の風景が映りました。
まだそういうところが残っているのか、それともセットなのかは分かりませんが、ほうほう、こんなところなのねぇ〜と興味津々で画面を見つめてしまいましたよ。本気で身を乗り出してた(笑)。
もう「シェットランドでうふふあはは」はなくていいから(いやそれなりに良いシーンでしたが)もっと造船所を映せー!と自分の要求のみを叫んでみます。
しかし本当に作品としてとても良い出来でした。画面の作り方もいいし。
プロローグの大名行列でもうさっさと心鷲掴みにされちゃいましたもの。
こんな風に作れるんじゃん、日本の映画、ドラマはもっと頑張るべきだよ!
金かけりゃい(以下自粛)←無意味
派手な演出もない、手っ取り早く分かりやすいお涙頂戴もない、けれどジーンと心に残るような作品でした。
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日本の近代史って授業では時間も残り少ない学期末にさらっと教わる程度なのであまり詳しく知らないことって多いんですよね。なのでこういう歴史モノや幕末モノって、とりあえずは観ておきたいなという風に気持ちが動くんですよ。動機が単純なだけにあまり深く考えてない
| カノンな日々 | 2007/04/15 9:25 PM |
37「長州ファイブ」(日本)
1853年ペリー率いる黒船が浦賀に来航して以来、日本は開国か攘夷かで揺れていた。それは江戸300年の泰平が破れようとしていた時代でもあった。
1863年「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という孫子の発した故事と吉
| CINECHANの映画感想 | 2007/04/15 11:47 PM |
かなり前から気になっていた映画なのだが、知らないうちに公開されて知らないうちに公開期限が迫ってた(笑)まず宣伝不足を反省すべきだ(笑)
| 長江将史〜てれすどん2号 まだ見ぬ未来へ | 2007/04/16 1:39 AM |
何も幕末好きでなくても、とても楽しめる佳作!幕末藩士を描いた作品として、ちょっと違ったこういった視点で見るのは、すっごく新鮮でとっても良かったです!!“歴史を学ぶ作品”、ではなくて、男気を学ぶ“人間ドラマ”。なかなかの傑作。
| レザボアCATs | 2007/04/20 9:13 AM |
昨年もたくさん映画を見ましたが、そのうち邦画ベスト3に入る作品だった「長州ファイブ」が、コミックスになっておりました。
長州ファイブ 1 (B’s LOG Comics)
ユキムラ, 五十嵐 匠
かなり映画に忠実に、多少説明不足だったところを補いつつ描かれ
| +Think | 2008/02/04 12:40 PM |
長州ファイブ出演 松田龍平前田倫良北村有起哉泉谷しげる榎木孝明寺島進山下徹大監督 五十嵐匠制作 2006/日本時間 119分storyペリー率いる黒船の来航以来、尊皇攘夷の気運が勢いを増す幕末の日本。そんな中、西欧に人材を派遣せよと説く佐久間象山の言葉に心を動か
| playt* cinema* art* | 2008/03/10 5:05 PM |