雨に思う
 雨が降っている

 雪よりも冷たい

 風に吹かれて

 窓にぶつかる

 壊れる水滴


 ―――という詩を、もうずいぶん昔に書いた。
 多分、もう10年以上前。
 タイトルは「2月の雨」。そのまんまやーん。

 ところで、当時はそんな、いっそ雪になってくれた方がマシってくらいの冷たい雨が降ったものですが、今年は暖冬のためか、雨まで優しいです。
 今日は少し粒が大きいですが、身を切られるような冷たさではありませんしね。


 朝、世界がひどく静かだと感じながら目を覚まし、そっと外を覗くと、見慣れた風景が一変している。
 前日から続いた雨が夜明け前の冷え込みで雪に変わって、しんしんと降り積もっている。
 交通機関が麻痺したニュースを見ながら、いつもより早く出勤していく父を見送る。
 背中を丸くして炬燵にもぐりこみ、何とか中で服を着替えられないかと四苦八苦したことも思いだす。
 潔く着替えてしまったほうがいっそ寒くないのは分かっていながら、のろのろと、眠りの余韻を残すパジャマを脱いでみる。
 家を出てしまえば、まっさらな雪の上に足跡を残すのが楽しくて、深いところへ踏み入っては長靴の中まで濡らしてみたり、雪玉を作るのに手袋が邪魔になってはずしてしまったり。
 傘をさらさらと撫でていく雪の感触を楽しんでみたりしながら、いつもよりずっと時間をかけて学校へ行く。

 そんな朝。

 まあ、大人になってしまったいまは、そんなに雪が降ると、やっぱり電車遅れてないかな、とか、雪のせいってことにしてもうのんびり行っちゃえ、とか、子供の頃に比べるとずいぶん俗っぽくなっていますが(笑)。
 それでもやっぱりなんだかワクワクしたりドキドキしたりするのには変りはありませんね。

 夏の台風、冬の雪。

 今日をいつもと違う日にしてくれるもの。

 今年は出会えないのでしょうかねぇ……。
| 三月 | 雑記 | 14:12 | comments(1) | trackbacks(0) | -
きのうほれいしょが、blogするはずだった。
| BlogPetのほれいしょ | 2007/02/15 2:29 PM |









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