擬音語・擬態語
犬は「びよ」と鳴いていた―日本語は擬音語・擬態語が面白い (光文社新書)
犬は「びよ」と鳴いていた―日本語は擬音語・擬態語が面白い (光文社新書)
山口 仲美


ここ数日読んでる本が『犬は「びよ」と鳴いていた』(山口仲美 著/光文社新書)なのですが、まぁ、これが擬音語・擬態語についての考察本でなかなか興味深い。
 日本語は特に擬音語・擬態語が多い言語で、私なぞこれらの言葉を一切使うなと言われたら喋れなくなっちゃうんじゃないかと思う。古典に見る擬音語・擬態語やその変遷については本書を読んでもらうとして、しばらくは私が気になったところやなんかをつらつらと語っていこうかなと。
 日本語を覚えようとする外国人がつまづくのがこの擬音語・擬態語だというのはよく聞く話。
 暑い日にシャワーを浴びて「あー、サッパリした」と、「この問題サッパリわかんねぇや」のサッパリの違いを正確に説明できるでしょうか?(笑)
 キリキリ痛い、ズキズキ痛い、シクシク痛い、ジンジン痛い…私にはこれらの違いがハッキリ分かるのに〜〜!(笑)とかとか。
 簡単で単純なのに難しい日本語。
 ちなみに三島由紀夫は嫌いだったらしいよ。品のない言葉だって。
 宮沢賢治は天才的な使い手。
 私の最愛の中原中也は好きな人だろうなぁ。「ゆやーん/ゆよーん/ゆやゆよーん」とかさ。
 あ、中也と言えば、宿酔の頭痛を「千の天使がバスケットする」って言ってるのが好き。もーそんな状態なのになんてロマンチストなのかしら! …話ズレとるやん…。

 閑話休題。
 平安時代、赤ん坊の泣き声は「いがいが」と表されており、これが生後50日を無事に迎え、正式にお披露目をする「五十日(いか)の祝」と掛詞になって歌に詠まれてたりしてまして。「いがいが」と書いちゃうとなんか違和感あるけど、今でも「おぎゃーおぎゃー」なのでそう違いはなく、変遷の様子も何となく想像がつくなぁと納得。

 あ、そうそう擬音語・擬態語にも流行り廃りはあるわけで、室町時代の頃の流行は「ABB」型の擬音語・擬態語。
 「はらら」「くるる」「しほほ」などなど。
 エアコンの「うるるとさらら」を思い出しちゃってみたり。
 もうほとんど死語に近いかもしれないけど「けんもほろろに」の「ほろろ」とか「しとどに濡れる」の「しとど」もこの時期に出来た言葉かもしれないなあ。
 なんとなくこの「ABB」型は「ABAB」型に比べると艶っぽい感じがするのは私だけでしょうか。
| 三月 | 言葉 | 22:08 | comments(0) | trackbacks(0) | -









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