中島らも「休みの国」
 らもさんが死んで2年とちょっと。
 ようやくらもさんの本を読む気になった。といっても小説ではなくエッセイだけど。

 らもさんはずいぶんとシャイな人だ。
 小説の中には、らもさんの純粋な部分、きれいな部分、読んでるこっちがこっ恥ずかしくなるほどロマンティストな部分が、たっぷりと衒いもなく籠められているけれど、エッセイはもっと素に近い。
 軽薄な文章でくだらないことばかり言ってみたり、若い頃の無茶な行動を「ばかでした」と言いながら懐かしんでいたり、時々真面目なことを言って「なんてね」とちょっと顔を赤くして笑ってみたりする姿が容易に思い浮かぶ。

 休みの国
 休みの国
中島 らも


 シャイな人ではあるけれど、バンドや芝居や物書きをするくらいだから自己顕示欲も強いし、自分という人間を理解して欲しい、受け入れて欲しいという気持ちも、甘えもとても強い。
 薬をやったり酒に溺れたりするのも、好奇心以上に、何かから逃げたい、何かに依存したいって気持ちが強かったんだろうし、一体何がそんなに不安で不満なのか、頭のいい人なだけに自分をコントロールできているつもりで全然そうじゃなかったんだけど、それに気付きたくなくてまた逃げて……なんてのを繰り返していながら酒を止めたらちゃっかりジジイになる自分を想像してたりして、なんだかやるせねえなぁと呟きたくもなる。

 そうしてエッセイに見るどうしようもないオヤジっぷりに溜め息吐きつつ、どうしようもないほどロマンティックなオヤジの小説に手をのばすのだ。


 ちなみに私の誕生日はパンダ発見の日とコラムの日。
 いんげん豆に対抗するならパンダかな、やっぱり。
| 三月 | | 19:47 | comments(2) | trackbacks(1) | -
ネットで広い容易とかなるほど
ネットで近い国
中島や、国
中島とかをロマンティストすればよかった?
| BlogPetのほれいしょ | 2006/09/07 11:56 AM |
ほれいしょが行動しなかった。
| BlogPetのほれいしょ | 2006/09/14 3:59 PM |









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