小説「ダ・ヴィンチ・コード」
 友人(のお父さま)に貸していただいて、世界的大ベストセラー「ダ・ヴィンチ・コード」、ようやく読みました(文庫)。

 正直、読みにくいし展開はたるいしでなかなか読み進められず、上巻はちょっと読んでは2、3日放置とかしていたんですが、ようやく本題に入った中巻以降は一気に読んでしまいました。
 読みにくいと思っていた文章も、ようやく物語の展開速度に合ってきましたしね。
 短いセンテンスを重ねた文章はスピード感を出すのにはいいのですが、物語の説明をする序盤には向いてないような。
 ラングドンとソフィーの逃亡劇にシフトしていくあたりまではあんなにこま切れにしなくてもいいのになぁ。

 本編の内容から外れたとこで反応したのは、エルサレム建国に至る十字軍とゴドフロワ・ド・ブイヨンの名前、テンプル騎士団(笑)。
 分かりやす〜。また「キングダム・オブ・ヘブン」見たいなぁ。
 テンプル騎士団の秘宝については「ナショナルトレジャー」でも出てきたね。
 あっちは文字通り財宝だったけど。

 あと司教がカステル・ガンドルフォを見たときに抱いた印象――イタリア文明発祥の地云々のくだりで出てきた「ホラティウス家」。
 「ホレイショ」の名の語源になったホラティウス? と脱線。
 我ながら本当に分かりやすい(笑)。

 ダ・ヴィンチの鏡像筆記は「花冠のマドンナ」(@さいとうちほ)でも使われてましたね。
 他に知識のない私はそれしか思いつかなかったす。沢山知識があるほど惑わされるんだな。

 と、脱線しまくったところで以下雑感。
 本書を読んで「すごく面白かった!」「好き!」って人にはおすすめしません(まあ上述までで気付いてるでしょうが)。



 それにしてもミステリ作品なのに、「敬虔なキリスト者」の野暮な横槍のおかげで大々的にネタバレいただいてしまっているので、一体どんな秘密が謎がハラハラ、なーんて楽しみがなくなってしまったのがやはり残念と言うべきでしょうか。
 信心のない身にはその「真実」も衝撃でもなんでもないしね。

 まあ「なるほど、あれをそう解釈するのか」「ほう、あれにはそんな意味が」と薀蓄を楽しみはしたけれど、そうするともっと突っ込んだことが知りたくなるし、それならちゃんとそれに関する本を読むよ、っつー感じ。
 異端派の教義だの秘密結社だの、澁澤さんや種村さんの本で教わったし。

 しかし、文章量の割に内容の薄い物語だったなぁ。さすがベストセラー。
 しかも文庫で3冊にする量でもないよね。口絵カラーを少しでも多く入れるためかしら?
 各巻あと4ページづつくらい増やしても文庫1冊分に比べりゃ安いと思うんだけど。

 ……映画は、文字だけで想像つかないものや、美術品の、聖堂などが映像で見られるのだけが楽しみです。


☆後日追記☆
 でも結局トム・ハンクスが嫌いなので見に行かなかったのでした。
 DVDでもTV放映でも見てないよー。
 続編も見ない気がします。
| 三月 | | 00:44 | comments(1) | trackbacks(2) | -
ほれいしょは展開したの?
| BlogPetのほれいしょ | 2006/06/03 7:23 PM |









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| シカゴ発 映画の精神医学 | 2006/06/18 2:37 AM |
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