「ボストン沖、決死の脱出行」
 おおう、なんだかバタバタしてる間に10月に入っちゃってました。
 Blogはマメにかまってこそなのになぁ(苦笑)

 さて、「ボストン沖、決死の脱出行」読み終わりました。
 いやー、面白かったです。

 一応ネタバレ隠した方がいいかしら?


 映画「マスター・アンド・コマンダー」の艦長室でのディナーで、ジャックがマチュリン先生に仕掛けたひどいダジャレ「虫はムシしろ」の部分がありましたね!
 なるほどねー、と思いながら読みまして、映画中のあの訳は上手かったなぁと改めてしみじみ。
 でもやっぱりあんな顔赤くするほど大爆笑するほど面白いとは思えませんでしたが(笑)。
 やっぱりオヤジギャグに本気で笑えるスキルがないとラッキー・ジャックの部下にはなれないのか知らん。

 それと、クリケットのシーン、私はルールがよく分からなかったので、ドクターがどんな頓狂なことをしでかしちゃったのかよく分らなかったのですが、どうやらすでにクリケットのプレイではないことをしていたらしいですね。さすがドクターだ。

 ウォンバットを巡る艦長とドクターの会話も面白かったですね。
「君のウォンバットが帽子の金モールを食べてるんだ」
「大丈夫、お腹は壊さないから」
 って、そんなこと心配しとらんわー! とジャックは裏拳叩き込むべきだと思うよ。
 忙しいときに細々した荷物で面倒かけるしさ。キリックの気持ちがよく分かるね。

 と、小ネタは置いといて。

 物語としては、実際にあったイギリスとアメリカの戦いを描いているということで、政治的駆け引きの部分が多かったのですが、それでも引き込まれずにはいられない辺り、オブライアン先生の筆の上手さを実感します。

 アメリカとの交戦を描いておきながら、アメリカ人でも魅力的な人物や尊敬できる人物を配置し、アメリカ軍憎し!って感情よりも「カエル野郎め!汚いことしやがって!」なーんて思ってしまう辺り。
 ホント上手いなぁ。

 タイトルにもなってるボストン沖の脱出行のシーンでは、陸から海へと舞台が移る中で、ジャックとドクターの力関係が移行していくところが見れたりして面白かったですね。

 生活に疲れ荒んでいたダイアナが、少しづつ本来の魅力を取り戻していくのを見て、スティーブンと同じ気持ちで喜んでみたり。
 この二人の関係がどうなるのか分かりませんが、彼女に対しての気持ちが冷めたというスティーブンの方が、これまでよりもよっぽど思いやり深く彼女のための行動を取っているんですね。
 これまでは自分の気持ちをとにかく押し付けるように与え続け、振り回されては絶望したり舞い上がったりして、まさに恋に恋してるような状態でしたが、ああ、ここから愛が深まっていくのかな、なんて思ったり。

 また前巻から通しで読み返したいですね。




 は! バビントンのワンコ! ドクターの海難救助犬! 食べられちゃってたなんてショックだ〜〜〜!!
| 三月 | Royal Navy | 17:48 | comments(0) | trackbacks(0) | -









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