キングダム・オブ・ヘブン 鑑賞
 「キングダム・オブ・ヘブン」略してKoHを見てまいりました。
 ほんとに出演者陣が豪華すぎて画面を見ていると目が眩みそうでした(笑)。
 オーランド・ブルームもいい演技でしたね。汚れ具合に色気があって可愛かったです(笑)。

 惜しむらくは時間切れのせいかパンフレットが薄かったこと。もっと各人物にスポットを当てた解説とか入れて充実の内容にして欲しいところでした。
 その分ガイドブックが出てるのか……。

 鎖帷子を見ると、WETAの鎖編み職人さんたちを思い出します。彼らはいまもあの部屋でプラスティックチューブの鎖を編んでいるのでしょうか……(ないと思う)。
 ここしばらく続いている史劇系スペクタクル作品の時代考証や小道具へのこだわりがぐっと増しているように見えるのはLotRの影響かなとか思うのは贔屓目って奴でしょうかね?
 でも「ファンタジー」というジャンルに属する作品にあそこまでされたら、史劇側も手を抜くわけに行きませんよね、ふふふ。
 いいことだ。

 ま、そんなことはさておき、以下ネタバレもありあり感想文。

キングダム・オブ・ヘブン 特別編(初回限定生産)
キングダム・オブ・ヘブン 特別編(初回限定生産)
 物語は、なんか思っていたよりもサラーーっと流れておりましたね。
 何故かなーと思ったらバリアンが認められる、評価されるという部分の説得力が弱いんですねー。
 ゴッドフリーが息子だと認め、その部下にも後継ぎだと迎えられ、そしてボードワンやサラディンがバリアンの「働き」を認めるところ、なんかこう……「あれもこれも彼がいなければ流れなかった血では……」とか思わされちゃうところが。
 ゴッドフリーは、後継者が欲しくてお迎えに行ったんだろうけど、そうしなかったらもっと長生きできていたのでは……と思ってしまう物語序盤。
 お花ちゃんの演技は悪くないだけに惜しいです。
 バリアンだけに焦点を置いて見れば、理想を胸に不器用ながらも真っ直ぐに生きる青臭さが、いまのお花ちゃんにちょうど合っていて、よりリアルな人物となっていたのではないでしょうか。

 役者陣はほんとにもう素敵。
 序盤で去ってしまうのが惜しいほどのリーアム・ニーソンもさることながら、目だけの演技のエドワード・ノートンはちょっともったいないかと思いつつ、角度ごとに表情を変える仮面の撮り方が秀逸でした。
 発病前の輝いていた頃のボードワン回想シーンなどはないのかなぁ……無理か(笑)。
 幽閉された牢屋で出番を待って体操をしているブレンダン・グリーソンが妙に可愛かったり、今度こそちゃんと記憶に残したぞってゆーかピンでクレジットされてるよ! なマートン・ソーカス(タイムライン系)とか、笑顔が印象的なデヴィッド・シューリスとか。

 エヴァ・グリーンは本当はもっときれいだと思うんだけど……トロイのダイアンといい、ああいう目のメイクが流行りなのかしら?
 あれがなければ3割り増し美人っすよ!
 とってつけたようなラブシーンが可哀想でした。入れるならちゃんと、削るんならキッパリ削れよ! と、それだけはリドリーに言いたい。
 あのシーンの音楽も余計。なんか安っぽいシーンになっちゃってますよ、勿体ない。

 そして前評判通りイスラム勢は良かったですね。
 サラディンのキッパリとした揺るぎなさと誠実さに惚れました。
 うはー! アッラーフアクバル!!(気安く唱えるもんじゃありません)


 リーアムパパがバリアンを迎えに行ったときに、剣を教えてくれた部下の金髪さんを見てうっかり「ボロミー……」と呟いてしまったのは私だけではないと信じたいところです。
 あと後半のエルサレム攻防戦。
 どーしてもミナス・ティリスとかヘルム砦とか思い出して……いや、いかんいかん。
 あ、でもあの分厚い城壁を打ち破ろうとするシーンなどは、なんとなく「コンスタンティノープルの陥落」の城攻め描写を思い出してみたり。
 真っ直ぐな城壁だから弱いのよねー、とか何とか。


 ところで、シビラとギーは白い結婚だったのでしょうかね?
 15歳で、お母様の思惑で……ってところにいろいろ下衆の勘繰り的妄想を働かせていただきますよ。
 彼女と、ボードワンの関係とかね!(堂々と言うことか……)

 そんなわけで、もう1回と言わず2回くらいは見に行ってしまいそうですよ。
 うふふ。

 それではひとまずアッサラーム・アライクム!
| 三月 | 映画 | 12:48 | comments(2) | trackbacks(17) | -
こんにちは。はじめまして。
今日はブログ巡りして、趣味嗜好が似ている方にたてつづけに出会い、びっくりしているところです。
指輪、お好きなんですね。
帆船もお好きなんですね。
で、コンスタンティンとかキングダム・オブ・ヘブンをご覧になって・・・。

というわけで、TBさせていただきます。今後とも宜しく♪
| foggykaoru | 2005/05/29 12:09 PM |
はじめまして。いらっしゃいませ。
おお、指輪好き帆船好きでいらっしゃるのですね!同志!(笑)
TBありがとうございます。
早速こちらからもTB返させていただきました。
うちの私見バリバリ感想文と違って、きちんとした考察がなされていて興味深く拝見しました。
他の記事もじっくり読ませていただきます!

こちらこそ、今後ともどうぞよしなにお願いいたします。
| 三月 | 2005/05/29 4:56 PM |









http://moon.honeybee.pepper.jp/trackback/153475
キングダム・オブ・ヘブン
物足りなさはあるものの,迫力と平和への思いに満ちた壮大な映像絵巻は見応えあり!
| Akira's VOICE | 2005/05/26 4:13 PM |
キングダム・オブ・ヘブン
12世紀のフランス。妻子を亡くし絶望に暮れる鍛冶屋のバリアンは、実の父がエルサレムの王に仕える勇敢な騎士ゴッドフリーであることを知り、十字軍の騎士としてエルサレムへ戦いの旅に出る。 父親が目指したのは「キングダムオブへブン」と言う天国の王国。 その頃、
| impression | 2005/05/26 10:03 PM |
映画「キングダム・オブ・ヘブン」
とてもとても丁寧にストーリーが進むのが私にはとても面白く感じました。しかしながら
| RAKUGAKI | 2005/05/27 9:34 PM |
「キングダム・オブ・ヘブン」と「キネマ旬報5月下旬号」
招待券が手に入ったので、善は急げとばかりに、公開初日に観てきました。 試写会を観た友人が「アメリカでは絶対にウケない」と言っていただけあって、実にまともな十字軍映画です。まともというのは公平だということ。公平だということは、キリスト教徒の蛮行をきちん
| foggyな読書 | 2005/05/29 12:09 PM |
キングダム・オブ・ヘブン
第94回 ★★★☆(劇場) 「神の為に戦ってきたつもりだったが、結局は富と土地の為だった」  ティベリアス(ジェレミー・アイアンズ)はそう言ってエルサレムを後にした。  これは現代にも通じる台詞である。  今、こうしている時でも、世界のどこ
| まつさんの映画伝道師 | 2005/05/29 12:35 PM |
■キングダム・オブ・ヘブン
 12世紀のフランス。妻子を亡くし失意のどん底にある鍛冶屋のバリアン(オーランド・ブルーム)の元に、十字軍の騎士・ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)が訪れて、自分が父親だと告げる。バリアンは父に従い、聖地エルサレムへと旅立つ。当時、聡明なキリスト教
| ルーピーQの活動日記 | 2005/06/15 8:54 AM |
キングダム・オブ・ヘブン
 「エイリアン」「ブレードランナー」「ハンニバル」そして「グラディエイター」と、テイストは似通ってるようでいてその実非常にバラエティにとんだ作品を世に送り続ける巨匠リドリー・スコットが、再び世に送り出した歴史叙事詩的作品。 昨年から一大ムーブメントの
| 金言豆のブログ ・・・映画、本、イベント情報等 | 2005/06/17 12:16 PM |
キングダム・オブ・ヘブン
■ キングダム・オブ・ヘブン 父の意志を継ぎ、天国の王国を夢みる… そして許されることのない愛… これも運命なのか… 「 グラディエーター 」の リドリー・スコット監督が、 再び歴史劇に挑んだスペクタクル・ヒューマン・ラ
| ヲイラのだいあり? | 2005/06/19 3:52 PM |
オーランド・ブルーム
■ オーランド・ブルーム 1977年1月13日生まれ イギリス / ケント州カンタベリー   ・ キングダム・オブ・ヘブン (2005) ・ トロイ (2004) ・ チャンピオン 明日へのタイトルマッチ (2004) ・ パイレーツ・オブ・カリ
| ヲイラのだいあり? | 2005/06/19 3:53 PM |
キングダム・オブ・ヘブン
 第一次大戦以前は、戦争といえば野戦か城攻めのいずれかに分類できました。  それぞれの武将や将軍に得手不得手はあったようですが(日本でいえば
| シネクリシェ | 2005/07/03 8:31 AM |
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| cube1555.com | 2005/10/11 10:22 PM |
キングダム・オブ・ヘブン 今年の208本目
キングダム・オブ・ヘブン オーランド・ブルーム なかなか、かわいいのよね。あたしはこういう中世ヨーロッパ系大好きだから、楽しめました。いぁ、楽しめた、どころじゃなく、すっごくよかった!ま、なんで鍛冶屋があんなすぐに、強くなるのか?兵法に関しても。
| 猫姫じゃ | 2005/10/17 11:05 PM |
キングダム・オブ・ヘブン
『キングダム・オブ・ヘブン』 2005年アメリカ(145分) 監督:リドリー・スコット 出演:オーランド・ブルーム    エヴァ・グリーン    リーアム・ニーソン    ジェレミー・アイアンズ    エドワード・ノートン ★ストーリー★
| WILD ROAD | 2006/01/10 6:23 PM |
キングダム・オブ・ヘブン
2005 アメリカ 145分 【監督】リドリー・スコット 【脚本】ウィリアム・モナハン 【出演】オーランド・ブルーム、エヴァ・グリーン、リーアム・ニーソン、ジェレミー・アイアンズ、エドワード・ノートン、ハッサン・マスード 他 【製作総指揮】リサ・エルジー、ブラ
| 酒池肉林・映画歓楽街 | 2006/02/17 5:06 PM |
キングダム・オブ・ヘブン
 寝正月三日目。気分は太公望(手抜き絵)のソレである。  そんな中、今日は親父が借りてきた『キングダム・オブ・ヘブン』を見た。例の如くネタバレありありで。
| 黄昏ミニヨン想録堂 | 2007/01/03 8:08 PM |
キングダム・オブ・ヘブンDC…長いけど冗長ではないです。オススメ
先週末更新をとばしたピロEKです{/kaeru_fine/} 忙しかった訳ではなくて、記事にまとまったネタがなかったわけなんですけどね。 で、今日はオススメ映画にもかかわらず、ヤッツケでまとめちゃった{/face_ase2/}記事です。 「キングダム・オブ・ヘブン ディレクタ
| ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画 | 2007/02/26 9:41 PM |
キングダム・オブ・ヘブン DVD
「キングダム・オブ・ヘブン」のDVDを見ました〜♪ うーん、この時代って一番不得意な時代なんですよねぇ・・・(^_^;)歴史背景がイマイチ理解できないから、あまり楽しめなかったかなぁ(^^ゞ この映画の一番の目的のエヴァ・グリーンも、そんなに出てこなかっ
| 観たよ〜ん〜 | 2008/10/24 9:03 PM |