川本喜八郎先生。
今敏監督のあまりに早すぎるご逝去に呆然としながら、
追悼の意を込めてひとり平沢進ナイトを敢行しておりましたところ
(つってもCD聴くだけですが)
昨日、今度は川本喜八郎先生の訃報に接しまして、再び呆然としております。

お年がお年なので大往生と申し上げるべきかもしれませんが、
なんつーか、こう、一つの時代が終わっていくのだなとしみじみ噛み締めます。
川本先生はどの人形にも魂を吹き込んでいらっしゃいますが、
特に、孔明人形をこよなく愛されておいででした。

これあちこちで喋ってるエピソードなんですが、
私が中学生くらいのころ、友人が人形展に出かけたところ、
ちょっとした川本先生の講演があり、ファンとの交流をなされていたそうです。
先生は孔明人形を膝に乗せて時折ちょっと動かしながらお話されていたのですが、
「人形の動きがとても細かく素晴らしいですが、仕組みはどうなってるのでしょうか」
と、ファンからの質問があったそうです。

先生はにっこり微笑まれ、抱えてらした孔明人形を傍らに置くと、
並んでいた人形の中から周瑜を選んで、装束をバリっと剥がし、
背中のからくりを見せながら「こうなってます」と実演されたそうです。

私はNHK人形劇三国志を初めて見た小学生の自分からあの孔明に恋をしており、
その友人は周瑜を愛しておりましたので、
このある種の周瑜に対する辱めを呆然と眺めながら
「おのれ孔明、こんなところでも……!」と歯噛みしたそうです。

川本先生、ホントにいろいろとよく分かってらっしゃる、と
当時もほくそえんだものですが、いま思い返しても
わかりすぎだろう!とつっこまざるを得ません。

私を「三国志」に導いたのはすべてあの孔明人形の美しさでした。
川本先生、ありがとうございました。

おやすみなさい。

| 三月 | 雑記 | 22:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
「トラファルガー−ネルソン、その愛と奇跡−」を見て参りました。
宝塚歌劇団宙組公演「トラファルガー−ネルソン、その愛と奇跡−」見て参りました。
人生初宝塚です。

「美女ありき」のようなネルソンとエマの愛を主軸にしたお芝居になるんだろうなと言うのは想定していたんですが、チラシ見たらナポレオンの扱いが大きくて、となると、どんな話になるのかなぁ、英仏戦争描写が結構入るのかな、タイトルにしてるくらいだからトラファルガーが山場だろうけど艦隊戦どーすんのかな、といろいろ想像したり心配したりしてましたが、なんと言いますか、さすが宝塚?
物語の導入は、ナイルの海戦後、ロンドンに凱旋したネルソン、一方ナポリでは英国大使ハミルトン卿に買われたエマの対比から始まって、当時のヨーロッパの国際情勢、それぞれの立場の説明が適度に分かりやすくなされておりました。
その後も、フランス国内でのナポレオンの立場の変化や、ナポリと英国の関係、アミアンの和約と開戦、対デンマーク戦争、果てはネルソンが候補生時代に北極熊倒したエピソードまで盛り込んで、なおかつエマとのW不倫の苦悩や義理の息子との和解に、ナポレオンとジョセフィーヌの関係と周囲の温度差なんかまでしっかりガッツリ盛り込まれておりまして、それでも散漫にならずに一本のストーリーとしてきっちりまとめあげた脚本の方の技量にすっかり脱帽です。

艦隊戦が演出の関係で白兵戦にしか見えなかったところが残念ですが、しかしそんなことはあえて言うならここをもう少し……的な無理からな要望で、個人的には重要ですが舞台としては些細なことですね。

と、真面目風味に語ってみましたが以下ネタバレなどもありつつ勝手な感想。



続きを読む >>
| 三月 | Royal Navy | 11:26 | comments(1) | trackbacks(0) |
no title
ちょっとお聞きになりました?
あのドイツの本気っぷりがおそろしい「小さなバイキング ビッケ」が、夏のキッズフィルムフェスティバルで上映するそうですよ奥様!(誰)

てわけで日程次第ではありますが、見に行きたいなー。

前売り発売は21日から。
買っとくべきかしら。
| 三月 | 雑記 | 18:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
おかえり「はやぶさ」
そしておつかれさま。

はやぶさが最後に写した地球

 宇宙航空研究開発機構は13日、小惑星探査機「はやぶさ」が
大気圏突入の直前に撮影した、太陽に照らされて輝く地球の写真を公開した。
 撮影を担当した宇宙機構の橋本樹明教授によると、2時間ほどかけて
はやぶさの姿勢 を整えて5、6枚を撮影。ほとんどが真っ黒な画面だったが、
時間ぎりぎりの最後の1枚に地球の姿が残っていた。
 約30分後には大気圏に突入し、本体は燃え尽きたとみられる。

 撮影したカメラは小惑星「イトカワ」を撮影した際にも使われたが、
省エネのためその後電源を切っており、起動するか分からないとされていた。
 はやぶさは最後の最後まで期待に応えた形になった。

<河北新報社>


昨夜は最後の「はやぶさ」をリアルタイムで見ようとしたけど
どこのサイトも混雑で入れなかったのが残念。



アップしてくれた人ありがとう。
見ながら泣けてきた。不思議。
続きを読む >>
| 三月 | 雑記 | 10:46 | comments(2) | trackbacks(0) |
徒然日記に内容なんてない。
100505_1209~01.jpg
やっぱり雨だと肌寒いなぁ。

このブログはmixi経由で母も見てるんですが、
映画感想とか本読んだとか遊びに行ったとか、
そんな記事見て「遊んでばっかり……」と
心配されてしまうのですが、
それ以外に何を書けばいいのかわかんないんだぜ(笑)。

そんな生活がいかんのか。

NHKの「ハーバード白熱教室」が面白いです。
サンデル教授の政治哲学の授業を撮影編集したものです。
第5回からしか見てない上に、一度見ただけだとイマイチ理解が追い付かないのですが。

第1回からもう一度再放送を熱烈希望。
そしたら録画して(もらって)じっくり見るんだ。
| 三月 | 雑記 | 19:31 | comments(1) | trackbacks(0) |
漫画「テルマエ・ロマエ」
評価:
ヤマザキマリ
エンターブレイン
¥ 714
(2009-11-26)

物語の舞台は、帝政ローマはハドリアヌス帝の御世。
帝国の版図は大きくなり、さまざまな土地からさまざまな人やものが流れ込んできた首都ローマ。
一人の浴場設計士が「時代遅れだから」とオフィス(?)をクビになってしまったところから始まります。

この設計士ルシウスが、何の因果か現代日本へタイムスリップしてしまい、
「平たい顔」の異民族が当たり前に使う、見たこともない様々なものにいちいち感動し、
ローマに戻ってそれをアレンジして大成功を収めるという筋書きです。

その様々なもの、は

銭湯だったり、
露天風呂だったり、
個人宅の浴室だったり、
ウォシュレットだったり、

1巻目にして既に一般的なものは出尽くしてしまった感があるので
この先どんなネタを持ってくるのか楽しみです。
話の間の豆知識的小話もなかなか興味深くて面白い。

著者はイタリア在住で、ローマの遺跡を実際に見て歩いたりしており、
絵も、細かいところまで丁寧に描かれています。


そんなこんなで成功を収めてしまったルシウスが賞賛を浴びるたびに
「実は自分の手柄ではないのだ」とやっぱり苦悩しちゃうところが好きです。

優秀で、生真面目で、要領いいような悪いような。
そして本人の知らないところで愛されてる。
好きになるキャラクターはみんなこういうタイプだな(笑)



JUGEMテーマ:漫画/アニメ


| 三月 | | 03:35 | comments(0) | trackbacks(4) |